昨年7月に支配下に再登録された楽天石橋良太投手(27)は、シュートを生命線に生き残りをかける。

11日から始まる沖縄・金武キャンプでの選手入れ替えを含めたテストも兼ね、1軍に1日限定合流。ブルペンでは嶋相手に80球を投げ「30球以上はシュートを投げました。シュートを放れないと、1軍定着はダメだと思っている。すごく良かったと思う」と自己評価した。

多彩な変化球を武器に15年ドラフト5位。16年は6試合に登板した。だが、不調に陥り、17年オフに育成契約。昨季は2軍で24試合に登板し、防御率2・58の好内容が認められた。「アピールは出来たと思うし、あとは見ている人次第。支配下登録されてチャンスは出てきた。先発でも中継ぎでも抑えでも、どこでもいい。とにかく1年間1軍で投げて、優勝に貢献したい」。石橋をたたいて渡らず、ガムシャラに突き進む。