根尾とほぼ同じだけ視線を集めている選手がいる。いつも一緒にいる石岡だ。4年目を迎えた期待のスラッガーは右膝痛のため根尾と2人でリハビリメニューをこなしている。

先輩としては複雑な感情を抱いてもよさそうだが「根尾と一緒にいると必然的にお客さんや報道陣に見られているので緊張感があります。1軍の試合も大勢のお客さんに見られるので、それを想定した、いい経験になっています」と前向きに話した。あまりの周囲の過熱ぶりにルーキーに「大変だけど気にせず頑張れよ」と声を掛けている。

一足先に近日中に2軍本隊に復帰予定。石岡もこの日が久しぶりの屋外打撃だった。根尾の前に打って、柵越えを連発。プロの力を見せつけた。根尾目当てだった観客は背番号36も強く記憶したに違いない。