中日のドラフト2位、梅津晃大投手(22=東洋大)が「大前進」した。2軍の沖縄・読谷キャンプ第2クール最終日の12日、遠投の距離を一気に30メートル延ばし、90メートル超を投げた。

サブグラウンドを広く使って遠くに10球投げたあと、ブルペンでほぼ全力の10球。「今日が一番の大前進です。大遠投をしましたから。縮こまって緩く投げるのに慣れてしまっていたので、大きく投げました。ブルペンはMAXに近かったです」と充実感をにじませた。

1月の入寮早々に右肩の違和感でスローイングを控えた。東洋大の同期のソフトバンク甲斐野、DeNA上茶谷が順調に1軍キャンプを送る一方で、もう1人の即戦力右腕は2軍で我慢の日々を過ごしてきた。

エンジン全開も間近。「最初は焦りもあった。今はないと言ったらおかしいけど、もっといい状態にして『梅津はすごい球を投げるな』と一発でアピールしたいんです」と虎視眈々(たんたん)としている。