根尾が大阪桐蔭の先輩平田と入団後、初めてキャッチボールとペッパーを行った。この日から同メニューの組み合わせが変更され、大阪桐蔭の先輩後輩での“デュエット”が実現した。キャッチボールでは、約80メートルの遠投でも互いのグラブを鳴らし合った。ペッパーでも、大きく外すことなく、初の共同作業をそつなくこなした。

「僕以外の選手も代わっていたので…。そういう取り組みで、やらせてもらいました。(緊張は)特にないです」。これまでの武山らとのキャッチボールと変わらない平常心を強調していた。

キャッチボールからペッパーに移る際に根尾は、平田の目配せで、オレンジ色のバットをさっと取りに行った。かいま見た大阪桐蔭同士のあうんの呼吸。まだリハビリ中の根尾だが、ゲームの中でも先輩後輩の2ショットは、もう少し先になりそうだ。