西武高橋光成投手(22)が対外試合“開幕投手”を務めインパクトを残した。

20日、高知・春野キャンプで2軍から参加し、台湾・統一との練習試合に先発。初回から150キロを連発した。低めに集めた直球で押し込み、フォークで空振りを誘った。43球を投げて最速152キロを含む150キロ超えは6球。3回3安打1失点で終え「大胆に攻めて、かつ甘くなりすぎないよう心がけた」と手応えを口にした。

オフから取り組む2段モーションが、徐々になじんできている。自主トレをともにしたマリナーズ菊池雄星や、広島大瀬良の2段モーションを研究。「12月からキャッチボールでやり始め、いろんな選手を見比べた。上から投げ降ろすイメージが、本当に勉強になります」と、身長190センチを生かしたダイナミックなフォームから迫力のある球を披露。昨秋故障した右肩の不安をぬぐい去った。

元日結婚した夫人が土台づくりを支えている。「料理のことを勉強して、資格もとってくれた。管理してくれた奥さんのおかげで徹底してやれたと思います」。体重103キロと大台をキープ。開幕ローテを第1の目標に掲げ「アピールできてよかった」と大きく前進した。【栗田成芳】