ドラフト4位の富山凌雅投手(21=トヨタ自動車)が1軍再昇格を目指し、ひたむきに2軍で汗を流している。

宮崎春季キャンプは1軍スタートで迎えた。プロ初実戦となった17日の紅白戦で紅組の6番手で8回に登板。1回2/3を投げ、6安打7失点4四球と乱調。19日からの第4クールから2軍降格となった。試合の課題として「最初だったので、いいところを見せないとと思って力が入ってしまった。次からは力を抜いて投げられるように意識したい。課題は変化球でのカウントをとることですね」と振り返った。

この日はブルペン入りし、52球を投じた。現在はキャッチボールでフォームを意識し、修正に取り組んでいるという。「頭が突っ込んでしまうので、それが突っ込まないようにと、足が着地してから投げるという動作の順番をちゃんとつくっています。打たれるというのはどこかが悪いことなので、今は見つめなおしている感じです」と話す。

基本に立ち返り、再昇格へ試行錯誤を続ける。今後については「できるだけ早く1軍に行けるように、ちゃんとフォームを固めて結果を出せるようにしていきたい」と力を込めた。