24年パリ五輪組織委員会は21日、20年東京五輪で3大会ぶりに復活する野球・ソフトボールなどの落選を発表した。野球界の反応は以下の通り。

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▽フランス野球ソフトボールクリケット連盟名誉委員吉田義男氏(元フランス代表監督、元阪神監督、日刊スポーツ客員評論家) 欧州野球連盟会長のセミネ氏(フランス野球連盟会長)らと協力態勢をとりながら、野球ソフトボールを継続させたいと活動を続けてきただけに残念の一語に尽きます。主に球場の改築計画など、でき得る限りをしてきたのを知るだけに無念です。日本、メジャーを含め、世界の野球人の五輪野球に対する意識も希薄だったと言わざるを得ない。あきらめるわけにはいかない。世界の野球人が、野球ソフトボールを五輪に取り戻す努力をする必要がある。

▽日本ハム栗山監督 新聞を見てショックだった。五輪競技に野球があることは大きな意味がある。何ができるかは分からないけど、申し訳ない思いもある。

▽日本ハム吉田輝星 そうなんですか。(自分も)出られれば一番いいですけど、とりあえず自分のやれることをやれればいいかなと思う。

▽広島菊池涼介 何とも言えないですね。何と言っていいかわかんないです。

▽ヤクルト山田哲人 残念な気持ちが一番。東京五輪により出たい気持ちになった。(五輪は)子どもの頃にテレビで見て感動して、がんばってプロになろうと思った。次は、自分がそういう立場になれれば。

▽ヤクルト村上 まだ自分が言える立場ではないけど、すごく残念です。僕は今できる自分のことをがんばるだけです。

▽中日オマール・リナレス巡回コーチ(92、96年五輪でキューバ代表として金メダル獲得)「野球が五輪種目に入らなくなるのは残念だ。競技として選ばれて欲しかった」