オリックスのドラフト2位頓宮裕真内野手(22=亜大)と大学の先輩でソフトバンク松田宣浩内野手との「対決」は持ち越しになった。

24日に予定された両軍によるオープン戦は雨で中止。ともに「6番三塁」で先発出場が発表されただけに、頓宮は「試合したかったです」と悔しがった。過去に母校で自主トレをする松田宣の姿を見ており「学生にまじって全部のメニューをやられていた」と意識していた。試合前、あいさつに出向いた際には「勝負だぞ」と声をかけられ、士気は上がっていた。

シーズン同様、ビジターの打撃練習は75分間で、オープン戦デビューに向けて試合前のリズムを体感。西村監督から「持ち味だぞ」とハッパを掛けられ、フリー打撃で逆方向へ強い打球を飛ばした。20日の紅白戦で実戦1号の3ランを放つなど「いい感じで打てています」と打撃は好調をキープ。ソフトバンクとは開幕2カード目、4月2日から本拠地京セラドーム大阪で3連戦がある。目標にする「開幕1軍で三塁スタメン」を手にすれば、「熱男」との対決はすぐにやってくる。