ヤクルトの新外国人スコット・マクガフ投手(29=ロッキーズ3A)は“スピード”が武器だ。

打撃投手を務めた際には、ゲージ裏から投球を見た選手から「すごい」の声が漏れた。「徐々に体が慣れてきて、フィジカルもメンタルも落ち着いてきた。コンディションはいい」と順調に調整している。

初めての実戦登板となった練習試合DeNA戦(21日・浦添)では150キロ台を連発。最速は154キロだった。さらに、走者を背負った場面では高速けん制を披露。観客席からどよめきが起きるほどの速さだった。セットアッパー候補で、小川監督は「けん制もしっかりできていて、うまいし早い。もっと見てみたい」と評価した。

キャンプ中には、バレンティンやブキャナンなど他の外国人選手とともに小川監督と食事し、コミュニケーションを深めた。「選手と監督の距離が縮まった。冗談を言ったりしながら、有意義な時間を過ごせた。楽しかったよ」。チームにも素早くなじんでいる。