中日のドラフト1位根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)が、入団後初のスライディングを披露した。25日にリハビリメニューから通常練習に合流。この日はフリー打撃で、最多となる柵越え5本を放った。

打撃練習後には一、二塁間を使って、荒木2軍内野守備走塁コーチの指導のもと二塁へのスライディングを初披露。けん制球を想定した一塁への帰塁練習ではヘッドスライディングにもトライ。ユニホームを泥だらけした。1月23日に右ふくらはぎの肉離れを起こしてから、リハビリを続けてきた。本人は「動きに関しては問題ない。(足に)不安はない。これから少しずつ、どうやって(強度を)上げていくかです」と、完治を強調した。

小笠原2軍監督は今後の実戦出場は慎重な姿勢。「今後、さらに練習のボリュームを上げたら、張りなども出る。その状況を見ながら、やっていきたい」。3月からナゴヤ球場に場所を移して練習を継続。体調、天候などを考慮しながら、実戦出場への階段を上っていく。【伊東大介】