左肩痛から復帰をめざすソフトバンク和田毅投手(38)が27日、宮崎キャンプ9度目のブルペン入りし、捕手を片膝立ちさせたまま80球を投げた。

目標としていたキャンプ中に捕手を座らせることはできなかった。この日は見守る工藤監督から10球連続でストライクを投げられれば座らせてOKという課題を出され、クリアできなかった。

和田は「10球連続は難しいですね。でも8、9球はストライクがいったし、集中して投げることができた。いい練習となった」と笑顔で話した。昨年はキャンプ中に左肩を痛め不安なまま終わったが、今年のキャンプでは「(通算で)500球以上投げることもできた。これだけ投げられて自信になった。まだ投げるということでは2、3割だが、直球だけは6、7割」と復活へ収穫の多いキャンプとなった。次回は3月3日にブルペン入りする予定。「3月の終わりに実戦に投げられたらいい」と、自らが描く復帰時期も口にしていた。