開幕投手に決定している日本ハム上沢直之が広島とのオープン戦に先発し、4回を7安打4失点。4回5安打3失点だった前回6日のロッテ戦に続き「思ったように投げられない感じが続いている」と、調整に不安を残した。

6三振を奪いながらも毎回失点を喫した。「投げていて、気持ち悪い。全然、体重が乗って来ない」。体重移動に四苦八苦し、直球で勝負ができない。沖縄での春季キャンプ中から、自身のフォームに違和感を覚えていた。比較映像を作り、繰り返しチェックするなど試行錯誤が続く。

「シーズン中、こういう時期をうまく乗り切るための練習だと思って我慢するしかない。開幕へ向けて『これだ』というのをつかめたら」。次回登板が、恐らくオープン戦最後の登板となる。初の大役へ、改善の糸口をつかめるか。