巨人沢村拓一投手(30)が14日、イースタン春季教育リーグの楽天戦(ジャイアンツ球場)で先発マウンドにあがった。

4回を投げ4安打2失点だった。2月の沖縄キャンプ終盤にリリーフから先発転向が決定。14年10月17日のCSファイナルステージ阪神戦以来となる先発マウンドは、2回に山下に右越え2ランを浴びるも、4回を2失点でまとめてゲームメークした。

ブルペンでは100球以上を投げるなど、急ピッチで先発調整を進めてきた。この日の球数は64球だった。

「体力的には5、6回まではいけた。体力的な部分に関しては全く問題ないと感じています。結果論になりますが、3、4回はテンポ、リズムよく投げられた。本塁打の場面は直球系を待っているのは肌で感じていた。その中でツーシームを意図して投げたんですが、変化せずに痛打されてしまった。もっと練習しないといけない。目の前のことをやるだけだと思っている」

【投球内容の詳細】

〈1回〉

西巻→134キロ変化球で空振り三振

山崎→149キロ直球で押し込み中飛

今江→135キロ変化球をはじかれ左中間二塁打

岩見→140キロ変化球で右飛

〈2回〉

橋本→フルカウントから空振り三振

ヒメネス→146キロ直球をはじかれ中前打

山下→144キロツーシームを右越え2ラン

太田→138キロ変化球で右飛

南→4球連続ストレートの四球

西巻→139キロ変化球で打ちとるも遊撃手・湯浅が失策

山崎→フルカウントから139キロ変化球で空振り三振

〈3回〉

今江→直球をはじかれ左前打

岩見→142キロ直球で遊ゴロ併殺

橋本→147キロ直球で一ゴロ

〈4回〉

ヒメネス→147キロ直球で三ゴロ

山下→空振り三振

太田→146キロ直球で見逃し三振