阪神糸井嘉男外野手(37)が16日西武戦(甲子園)で19年初実戦に臨む見通しとなった。

14日、甲子園で行われた全体練習に参加。矢野燿大監督(50)は「問題ない。大丈夫。キャンプも順調に来ていた。よく打って、よく走ってというキャンプを送れていたし、そんな別に心配というほどでもなかった」と、3番右翼での出場を示唆した。

糸井は5日の守備練習中に膝の炎症を発症。出遅れも心配されたが、甲子園で練習を終えた糸井は「(守備に)就くよ。多分。シーズンは就かんけど」と、周囲を笑わせた。

昨季は119試合に出場し、打率3割8厘、68打点、16本塁打をマーク。だが、6月30日ヤクルト戦(神宮)で死球を受け、右腓骨(ひこつ)を骨折するなど2度の故障離脱を味わった。糸井は「去年は相当悔しい思いをした。甲子園で相当情けない試合を繰り返した。新しいメンバーで、監督も代わって、それをやり返したい」と表情を引き締めた。