開幕ローテーション候補の巨人テイラー・ヤングマン投手(29)がイースタン・リーグの開幕戦に先発し、5回6安打2失点だった。

速球の制球にやや苦しみ、4回まで毎回安打で走者を背負った。初回2死から3連打で1失点、4回にも1死二塁から日本ハム郡に左翼線へ適時二塁打を打たれたが、5回は3者凡退に打ち取った。

落ち幅の大きいカーブを中心に、最速146キロの速球、これまでは投球頻度の少なかったチェンジアップ、スライダーを有効に使った。「最近力を入れて取り組んでいるチェンジアップ、スライダーがよかった。チェンジアップは今日みたいにコンスタントによければ、いい武器になると思う」と手応えを示した。2月16日の韓国・サムスンとの練習試合以来となる炭谷とのバッテリーに「リードもキャッチングもよくて、気楽に投げることができました」と振り返った。

マスクをかぶった炭谷は「チェンジアップはあまり投げていないみたいですが、今日はよかったので、使っていこうかなと思います。動く球を持っていて、低めにいけばゴロを打たせられるので、西武のウルフのようなイメージで入りやすい部分はありました」と話した。