果敢に次の塁を狙う。ヤクルト塩見泰隆外野手が、全打席出塁&3盗塁と“ヤバイ”アピールに成功した。

3回、巨人高田から四球を選ぶと、続く坂口の2球目に危なげなく二盗。1死一、二塁となり、山田哲の初球で重盗のサイン。50メートル6秒の快足を生かし、素早いスタートと無駄のないスライディングで成功。ベンチから投手の動作を分析し「二盗はスタートを切る勇気が必要で、三盗は技術がないとできない」と納得の表情。

河田外野守備走塁コーチは「(三盗は)やってみないと分からない。途中からのスピードがありスライディングもよかった」と評価した。

盗塁王3度の山田哲から、リードの際に「右足を軸にすると粘れる」とアドバイスを受け、練習中。外野手は青木、バレンティン、雄平とレギュラー入りの壁は厚いが、オープン戦9盗塁と持ち味を発揮しており「割り込めるか分からないけど、毎日が勝負」と結果を残し続ける。