楽天ドラフト1位の辰己涼介外野手が自慢の強肩を発動した。

オリックスに29イニングぶりの得点となる2点の先制を許した4回。

1死二、三塁から定位置より少し前に出てマレーロの右飛をつかむと、本塁へ矢のようなワンバウンド返球。タッチアップを狙った三塁走者の吉田正の生還を阻止し、プロ初補殺を記録した。同学年の先発安楽も何度もグラブをたたいて感謝するビッグプレーだった。

公式戦では、プロに入って初めてとなる生まれ育った関西での試合。試合前練習では球場全体に流れるBGMに耳を澄ませて「関西の選曲、いいですね」とニヤリ。気分よく入ったフリー打撃でもバックスクリーン中段まで運ぶ場面があった。

守備での好プレーから、打席でも存在感を示していく。