楽天安楽智大投手(22)の651日ぶりの勝利はならなかった。140キロ前後の直球で打者を差し込み、スライダーやフォークなど変化球も有効に駆使。

4回先頭の内川にボールとなるまで、各打者の初球でストライクを奪ってテンポよくアウトを重ねた。少しずつ球が浮いてきた6回に連打と四球で無死満塁のピンチを招いて降板。本拠地のファンからは拍手も注がれたが、救援陣が同点に追いつかれた。

17年6月30日のソフトバンク戦以来となる勝ち投手の権利は消滅。「序盤は良かったんですけどね。ランナーを出して代わってはダメですね。6回は投げきりたかったです。中継ぎの方々に申し訳ないです」と自らを責めた。