西武源田壮亮内野手(26)が14日、右手首に死球を受けた影響で新人の開幕戦から続く連続フルイニング出場記録が299試合で途絶えた。

13日に死球を受け、都内の病院での精密検査で「右手関節挫傷」と診断。骨には異常がなかったものの、練習では走塁とバント練習を行ったのみでオリックス3回戦(メットライフ)の先発から外れた。7回に右前打で出塁した6番指名打者栗山に代わって代走で出場。しかし、野球規則にある守備機会も打席もなかったため、連続出場記録も途絶えた。ただ、新人からの全試合出場は続き「チームが勝てたことがうれしい」と話した。

▼源田が代走のみの出場で、プロ1年目の開幕戦から続いたフルイニング出場が299試合でストップ。新人の開幕戦からの連続フルイニング出場は、長嶋(巨人)の220試合を上回る歴代1位だった。また野球規則では「1打席を完了するか、最低1イニング守備に就かなければ連続試合出場を記録したことにはならない」とあり、連続試合出場の記録もストップした。ちなみに新人の開幕戦からの連続試合出場は、61~67年まで徳武(サンケイ)が記録した821試合が最長。

◆連続試合出場記録の規定=野球規則9・23(C) プレーヤーが連続試合出場を記録するためには、少なくとも自チームのあるイニングの守備(回の初めから終わりまで)に出場するか、塁に出るかアウトになって打撃を完了しなければならない。代走として出ただけでは、連続試合出場を記録したことにはならない。