巨人山口俊投手(31)が鹿児島銘菓を連呼してスタンドのファンを喜ばせた。

昨季に続き2年連続の鹿児島での先発マウンドは、7回2失点で開幕から3戦無傷の3勝目を挙げた。強風も影響してか6四球と制球に苦しみ「ストライク先行を意識したけど、なかなかうまくいかなかった。勝ちはついているけど、もっと内容をよくして、いい試合ができるようにしたい」と振り返った。

お立ち台ではマウンドの印象を聞かれ「『かるかん』のにおいがした。再三、ピンチはあったけど、皆さんの声援に支えられた」。かるかんは鹿児島県民のソウルフードで九州地方特産の棒ようかんのかたちをした和菓子で、1686~1715年頃に薩摩藩で誕生し、藩主への食事にも出されたと言われている。九州・大分出身の右腕は「大好きな『かるかん』を食べながら熊本に行きたいと思います」とバスに乗り込み、熊本に向かった。