巨人は19日、編成本部国際部の体制を5月1日付で拡充すると発表した。

編成本部次長を兼務する新任の国際部長に、現読売テレビ報道局解説委員長の春川正明氏(57)が就任する。現在の津崎国際部長は国際部参与として在籍する外国人選手委の育成、支援を重点的に担当する。

今回の人事は外国人選手のスカウト活動とMLBとの連携を強化する狙いがある。新任の春川国際部長は海外スカウトの総責任者として、米ニューヨーク事務所を中心に、北中米やアジア地域の有望な外国人選手に関する情報収集や、チーム事情に即した的確な選手の獲得、さらにはパートナー契約を締結しているメジャーリーグのヤンキースをはじめ、MLBとの関係をより一層充実させる業務を担当する。

◆春川正明(はるかわ・まさあき)1961年(昭36)5月5日、大阪府生まれ。関西大学社会学部を卒業後、85年に読売テレビ入社。ロサンゼルス支局長、報道局チーフプロデューサー、報道局報道部長兼考査責任者、報道局解説委員長などを歴任。日本テレビ系の「情報ライブ ミヤネ屋」にコメンテーターとしても出演中。学生時代は野球部にも所属した経験を持つ。