中日与田剛監督が試合前、球団が日本野球機構(NPB)へ提出した意見書への回答に対して疑念を口にした。

21日ヤクルト戦(ナゴヤドーム)で二塁塁審が封殺プレーを見ずに判定したのでは、との意見書へ、NPBは22日に回答。「抗議後のリクエストができないこと」「塁審が打球判定の確認で他塁審とアイコンタクトしているうちに、当該プレーへの確認が遅れた」ことが記されていた。

与田監督は回答に納得しなかった。「見てました、と言っていた人が見てなかったと認めたのであれば、それに対してちゃんとした答えを出さないと。最終的な結論にはならない。我々だけじゃなく、ファンも納得しないんじゃないか」と話した。

また、抗議後のリクエストができないことを念押しされたことについても、「抗議後のリクエストができないことは承知で、確認で行った。確認と抗議は違う。誰が見てもあれを正式なジャッジと見ない」と、ミスジャッジを認めないNPB側の姿勢に疑問を投げかけた。

加藤球団代表は「明日(24日)までに与田監督と話し合って、確認事項をNPBにメールか口頭で問い合わせる」と話した。ジャッジだけでなく、リクエストを2度行使してしまった後に、同様のケースが起きた場合はどうなるのか、などのケースについても合わせて確認する。