令和の虎を担う男が、新時代初日に輝きを放った。阪神は先手を奪われたが、ルーキー近本光司外野手(24)が5回に逆転の2点中前打。あこがれの赤星憲広氏に並ぶ阪神新人記録の12試合連続安打を重要な場面で決めてみせた。直後に二盗、三盗をマークするなど1試合3盗塁。走攻守の活躍でチームを今季初の4連勝に導いた。勝率5割復帰で3位浮上。平成と令和をまたぐ虎の反攻が止まらない。

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▼ルーキー近本がプロ初の1試合3盗塁。新人の1試合3盗塁以上は、10年5月9日オリックス戦で4盗塁した荻野(ロッテ)以来。セ・リーグの新人では01年8月17日横浜戦の赤星(阪神)以来18年ぶり。