ヤクルトに新守護神が誕生した。プロ3年目の梅野雄吾投手(20)が4-2で迎えた9回、マウンドへ立った。直球は最速153キロをマーク。2死から四球を出したが、代打福留をフォークで3球三振に仕留め初セーブ。「いつも通りの気持ちでいこうと思っていたけど、ブルペンでふわふわしていた。緊張しまくりだった」と振り返ったが、笑顔で勝利のハイタッチに参加した。

抑えの石山が、上半身のコンディション不良のため出場選手登録を抹消された。今季は15試合に登板し1勝1敗7セーブ、防御率1・26を誇っていただけにチームにとっては痛手だ。

大役を任された梅野は「石山さんの代わりが、しっかり務められるようにしたい」と力強く話した。起用を決めた田畑投手コーチは「ボールが強く、三振が取れる。期待を込めて。今日はよかった」と評価した。