オリックス榊原翼が、無念のプロ初完投に天を仰いだ。

6回2死から西川、大田に浴びたこの試合唯一の連打による失点が、勝敗を分けた。2死一塁で大田にフルカウントから自慢のスライダーを投げたが、高めに浮いて左中間フェンス直撃の決勝打に。

「きょうはオレが全部投げる、投げて絶対に勝つ気持ちでした」と4連敗阻止に力投も、3安打1失点で3敗目。チームとしては、この日の相手先発、金子がオリックス時代の17年10月4日日本ハム戦(札幌ドーム)で喫して以来の完投負けになった。