プロ野球選手が少年少女、指導者へ向けてレッスンを行う「ジュニア・ベースボール・クリニック」、今回アドバイスをしてくれるのは日本ハム実松一成2軍育成コーチ兼捕手です。

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野球を始めたのは小学2年の時。学校が終わって帰宅した後、金属バットを使って打ち込んでいたのは…。「(車の)タイヤたたきをやってました。家の近くの壁に(設置されて)あって、暇さえあればそればかり、ずっとやっていました」。小学校を卒業するまでほぼ毎日、日課のようにやっていたそうです。

ボールをとらえるインパクトの場所をイメージしながら、夢中になると1時間近く打ち込んでいました。「スイングが速くなったり、強くなるのがわかってくると、それがうれしくて。ミートポイントの確認とバットに球が当たってからの押し込む力もつきました。たたく音が響くので、(周囲への配慮は)むずかしいかもしれませんが、実践してみるといいでしょう」。