中日高橋周平内野手(25)が11日、5月度「大樹生命月間MVP賞」を受賞した。同内野手は入団8年目で初の月間MVP受賞。5月全24試合に出場し、96打数40安打、29打点、打率4割1分7厘の成績を残した。安打数、打点はリーグ最多で、3試合連続を含めた猛打賞8度は、川上哲治、イチロー、昨年のビシエドらに並ぶ月間日本タイ記録をマーク。セ・リーグから記念盾、大樹生命保険(株)から賞金30万円とトロフィーが贈られる。中日の野手では昨年8月度に受賞したビシエド以来となる。

高橋は今季からキャプテンに就任。大阪市内のホテルで受賞会見に出席し、「うれしいです」と笑顔を見せた。「4月にあまり打てず、悩んだことが5月につながった。いろんな人がアドバイスをくれた。自分1人では無理だった」と、周囲への感謝を口にした。

10日現在、チームは今季最多の借金10に苦しむ。「1試合1試合、がんばっていくだけ」。主将は6月以降も自身のバットでチームをけん引する。