中日柳裕也投手が、エースの投球を見せた。7回、レアードに同点ソロを浴びるも6安打1失点。9回の味方打線の援護で、ハーラートップタイの7勝を今季初完投で飾った。

「球を低めに集める自分の投球ができた。中継ぎ陣が奮闘していた。今日は最後まで行ってやろうと思っていた」。ヒーローインタビューで、柳は左翼席に陣取る竜党に笑顔で応えた。プロ入り初のZOZOマリンで「加藤さんのリードのおかげ」と、プロ入り最多の13三振を奪ってみせた。

3連投中だったロドリゲス、R・マルティネスに休養日を作った。「何よりもブルペンを休ませてくれたのが助かる。リリーフの4連投は大けがにつながる。今日は自分自身でも怖い試合だった」。与田監督は、大きな付加価値のある白星をチームに届けてくれた右腕を最後までほめ続けた。