ソフトバンク千賀が序盤から苦しみながらも6回2失点でまとめチームトップタイの7勝目を挙げた。「反省だらけ。(状態が)悪いのは仕方ないが、試合を壊すのはだめ。バランスが悪くて球数も多くなってしまった。(甲斐)拓也の(2死満塁のバント安打)も福田さんもすごかった。感謝」と反省ばかりだった。

ネット裏から侍ジャパンの稲葉監督、建山投手コーチらが見つめる中「しっかり勝負できたし、思い切りいった」と坂本勇と真っ向勝負。1回の打席でこの日最速158キロ直球で空振り三振を奪うと、4打席連続三振に仕留めた。奪三振は11で今季通算は両リーグトップの123個。「三振というアウトの取り方はリスクが一番少ないアウトの取り方」と話す。バックの守りを信じるというのは当然だが、ほしい時に三振が狙えるのは、国際大会では何よりも頼もしい。132球の熱投は、稲葉監督にもしっかり届いたはずだ。