阪神近本光司外野手(24)が「マイナビオールスターゲーム2019」(12日東京ドーム、13日甲子園)のファン投票セ・リーグ外野手部門に新人ながら初選出された。

昨年ドラフト1位で入団。今季は72試合に出場し、打率2割6分8厘、6本塁打。リーグ2位の18盗塁を記録し、前評判通りの快足を披露している。1年前の同じ時期には、大阪ガスの一員として、都市対抗で優勝に貢献した。当時と同じ東京ドームが舞台で、本拠地甲子園でも開催さえる。

会見では「まさか選ばれるとは思っていませんでした…」と驚きの表情を見せた。「もしアウトでも全力疾走をして、投票してくれたファンの人に恥じないようなプレーを見せたい。盗塁だったり、内野安打で球場を驚かせられるようにしたい」と持ち味を発揮することを宣言した。

対戦したい投手は母校関学大の先輩を挙げた。「先輩の宮西さん(日本ハム)。交流戦で三振を取られているので」とリベンジを狙う。また気になる選手がいるようで、「西武の秋山選手と話がしてみたい。走攻守すべてトップクラスですが、僕はとくに守備を深く聞いてみたい。山田哲人さん(ヤクルト)にも盗塁のことを聞いてみたい」と他チームの超一流選手から貪欲に学ぶつもりだ。