今季ワースト6連敗中の楽天が6選手を入れ替えた。

広島からトレード移籍し、この日入団会見を行った下水流昂外野手(31)が1軍に合流。左手首の骨折で戦列を離れていた昨季新人王の田中和基外野手(24)、山崎剛内野手(23)も昇格した。

平石監督は下水流について「ホームランバッターではないが、右にも大きいのが打てる。パンチ力がある。スタートはもちろん、代打もある」と打撃に大きな期待を寄せた。

ケガから復帰後、2軍で打率4割7分8厘を記録している田中は左手首への負担を考慮し、当面は左打席に専念させる。「(右打席でも)もう8割、9割は振れているが、痛めてつらかったのは右打席なので、慎重に。コンディショニング部門が計画を立ててやってくれている」とした上で、昇格即スタメン起用を明言した。

山崎はイースタン・リーグで断トツの22盗塁をマーク。堅実な内野守備に加えて勝負どころの代走要員としても期待される。「2軍で(盗塁を)徹底的に取り組んできてくれた」と評価した。

この日から島井寛仁外野手(29)と小郷裕哉外野手(22)が2軍に合流し、前日に先発して登板機会のない辛島航投手(28)が登録を抹消される見込みだ。