8日の巨人戦(甲子園)で先発する阪神西勇輝投手が、プロ入り初めて菅野と投げ合う。

巨人のエースとは、4年前からオフのハワイ合同自主トレを行う間柄。1学年上の菅野とは“師弟対決”となるが「(意識する)相手はピッチャーではないので。先頭バッターや連打に気をつけたい」と冷静に話した。

オリックスから阪神にFA移籍した昨オフも合同自主トレは継続。ただ、今回は「自分のメニューを持って行きました。(菅野に)聞くこともあると思いますけど、なるべく自分で考えてやっていきたい」と脱菅野による自己流で進化を目指していた。

今季はここまで14試合に先発。防御率2・77をマークしながら、3勝7敗。勝ち星は5月10日の中日戦(甲子園)以来、遠ざかっている。「ささいなミスをしないようにしたい。ミスがあってもカバーできるように。カバーしてもらえるようなピッチングができれば。チームもいい状態で来ているので、このまま継続していければ」。それでも開幕から先発ローテーションを守り、チームを支えていることに間違いはない。首位巨人との決戦で、西が宿敵のエースに牙をむく。【真柴健】