ソフトバンク工藤公康監督(56)が、リハビリ中の岩崎翔、森唯斗のブルペン投球を視察する。

全パのコーチを務める球宴明けの14日に福岡・筑後市のファーム施設での1軍全体練習へ向かい、その際に2人の回復具合を自ら見て、後半戦での復帰時期を判断する。

右肘痛だった岩崎は6日に2軍戦で実戦復帰し、最速152キロを計測。9日の3軍戦での登板を取りやめ、御前投球に万全を期す。「早く1軍に戻りたい」と回復をアピールする。右広背筋・大円筋の部分損傷で6月16日に離脱した森も「守護神を取り戻したい」と話しており、絶好の機会となる。

2位に7ゲーム差をつけ前半戦を終えたが、モイネロが右膝痛のため9日に離脱し、武田も再調整。現在の守護神甲斐野、椎野、高橋純らリリーフ陣は若手ばかり。7月に入って試合終盤もつれることも増えた。加治屋、嘉弥真はいるが、岩崎、森の経験豊富な8、9回コンビが戻ってくれば、プレッシャーのかかる終盤戦で心強い存在となる。独走でも工藤監督は気を緩めず、ブルペン陣を再編する。