「子供に運動させたい」と思っても、何をやればいいのだろうか。そんな疑問に、元オリンピック委員会強化フィジカルコーチで株式会社「TEAM-MIYAZAKI」の代表を務める宮崎裕樹トレーナー(49)が、31日掲載のニッカンジュニア「週中ベースボール」(宅配紙面のみ)で答えてくれた。

推奨したのは「感覚統合を鍛える」ことだった。「感覚統合」とは複数の感覚を整理したり、まとめたりする脳の機能。現在、トレーニングの分野で脚光を浴びるもので、紙面では「固有感覚」、「前庭覚」、「触覚」の3つの感覚を刺激するトレーニングを全4回で紹介する。

宮崎氏は23歳の時、オリンピック委員会強化フィジカルコーチに就任した。その後独立し、事務所を立ち上げた。K-1、ボクシング、ゴルフ、野球、サッカー、テニス、ラグビー、バレーボール、競輪など数多くの選手のトレーニングに携わる。17年からは「Mr.Children」のツアーにも帯同する。

アスリートだけでなく、子供たち向けの教室も実施する。小学生を対象とした水泳、陸上、サッカー教室を開き、発達障がい児、発達障がい者の運動教室を都内、神奈川県内で開催する。「運動能力を高めたい方、健康を目指す方、いろいろな方のお役に立てれば」と幅広い層に指導する。

今回の連載では、少年野球チームやサッカーチームの指導者に向け、ウオーミングアップのワンポイントアドバイスも紹介する。プロ選手のトレーニングに携わるトレーナーが推奨する練習法。実践してはいかがでしょうか。【久保賢吾】