プロ野球は31日、今季の補強期限を迎える。トレード、新外国人選手の獲得、育成選手の支配下登録が締め切られる。シーズン終盤の戦いに向けて、戦力をどう整えたのか? 駆け込みはあるのか? 各球団の現状を整理した。

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<ソフトバンク>

三笠取締役GM(残り1枠。21人の育成選手を抱える)「期限までは、あらゆる可能性を考える」

<日本ハム>

6月26日に巨人とのトレードで吉川と宇佐見を獲得し、投打のウイークポイントを埋めた。残り1枠あるが、現有戦力で戦いきる見込み。

<西武>

中継ぎが補強ポイントでパドレス傘下の牧田を調査も獲得に至らず。6月末に育成の斉藤誠人捕手を支配下登録。現有戦力の底上げに注力する方向。

<楽天>

29日に育成から由規と寺岡の2投手を支配下登録して69人。7月初旬にトレード補強した下水流と和田が1軍で奮闘。右打者不足が解消されつつある。

<ロッテ>

阪神に持ちかけて石崎を高野とのトレードで獲得。また育成を支配下登録する選択肢もあったが、マーティンを獲得して70人ちょうどとした。

<オリックス>

福良GM兼編成部長(25日に育成の神戸、本田の両右腕を支配下登録し、上限70人)「これで乗り切っていこうというところですね」