阪神は12日、兵庫・西宮市内の球団事務所でスカウト会議を開き、この日で夏の甲子園大会に全49代表校が登場したことを受け、高校生のドラフト候補を再確認した。

「高校四天王」で唯一出場し、初戦で3安打完封した星稜(石川)・奥川恭伸投手(3年)について、畑山統括スカウトは「まだ優劣を付けている段階ではない」としながらも「この舞台に出てきたというのは、付加価値としては僕は大きいものがあるんじゃないかと思っている」と大会前より評価を高めた。

野手では、履正社(大阪)・井上広大外野手(3年)らをリストアップしている。初戦で高校通算47号を放って今夏4戦連発中で「大会前から状態は良かったけど、成長した姿をさらに見た」と地元関西の主砲の成長ぶりも確めた。