大黒柱が逆転CSの切り札だ。2軍調整中の阪神ランディ・メッセンジャー投手が、本格的なブルペン投球を再開した。

7月27日に右肩治療のため米国に一時帰国し、今月8日に再来日。鳴尾浜で調整を続けていたが、この日はブルペン入りし、変化球を交えながら32球。「ヨカッタ。モウチョット」と流ちょうに話し帰路に就いた。

見守った平田2軍監督は「見事だね。コントロールといい、さすが。久しぶりのブルペンとは思えない。球に力があるしブランクを感じさせない」と舌を巻いた。今後については「彼の意思を尊重して」と2軍戦に登板し、シーズン終盤の復帰を目指す。

1軍の先発陣は現在、ローテーションが定まらず苦しい状況だ。後半戦に入り先発投手に白星がついたのは西と秋山のみ。メッセンジャーの復活が待たれる。