ソフトバンク内川聖一内野手(37)がスポーツマネジメント会社ポリバレントと契約を結ぶことが27日分かった。近日中に同社ホームページで発表される。

プロ19年目の内川にとって、刺激的で頼もしい援軍となりそうだ。「野球以外のことをやってもらうことによって、より一層野球にも集中することができる」と話す。

所属するメリットは大きい。同事務所にはサッカープレミアリーグ、ニューカッスルのFW武藤嘉紀(27)やバスケットボール日本代表の田中大貴(27)ら世界を舞台に活躍しているアスリートが多い。内川も「オフに会う機会などは増えると思います。幅が広がる」と、違う競技の一流選手たちと意見交換できる環境を楽しみにしている。

18年1月の自主トレで指導を受けた元陸上選手で200メートルハードルの元アジア記録保持者の秋本真吾氏(37)が同事務所に所属していたことがきっかけだ。「秋本さんからも多くの刺激をもらうことができた」。サッカー元日本代表のMF稲本潤一(39)や元スピードスケートの大菅小百合(38)ら同世代も所属する。好奇心と向上心旺盛な内川にとって、人脈がさらに広がるのは、大きなプラスとなる。

この日、わかさスタジアム京都でのオリックス戦が雨天のため中止になり、球場内で軽く汗を流した。通算2152安打を放っているバットマンが、異種目のアスリートと新たな化学反応を起こす。