中日大野雄大投手(30)が阪神23回戦でノーヒットノーランを達成した。19年ソフトバンク千賀滉大以来、史上81人目(通算92度目)の快挙。中日では13年山井以来。6回1死で京田の失策で初出塁を許し、完全試合ペースが途切れたがこれに動揺することなく、7回まで毎回三振を奪うなど阪神打線を封じて偉業を達成した。

試合後の大野雄のヒーローインタビューは以下の通り。

-ナゴヤドームで大記録が生まれました。ノーヒットノーラン達成、大野雄大投手です。今の気持ちは?

大野雄 満員のナゴヤドームのお客さんの前で達成できて、最高です!

-大記録を達成した今の気分は

大野雄 信じられない気分です。ホントに、絶対打たれるやろなと思って、5回くらいから投げてたんで。でも最後の回はマウンドに向かうときにファンのみなさんの大野コールがあったんで、狙おうと思って頑張りました。

-最終回、最後の打者の打球が高橋周平選手のところに来ました。そのときの気持ちは

大野雄 いい当たりだったんで、どうかなと思ったんですけど、周平がいいところにいてくれたんで。めちゃくちゃ喜んじゃいました、ハイ。

-マウンド上で跳びはねてましたね

大野雄 ちょっとね、やり過ぎかも知れませんが、ほんまに一生に1回達成できるかどうかのものだと思いますし、喜びを表現してしまいました。

-振り返ると、いい立ち上がり、どんな立ち上がりでしたか

大野雄 前回の登板に続いて、立ち上がりが良くて、狙ったところに狙った球を投げられたんですけど、前回よりはそんなに球は走ってなかったんですけど、コントロールよくコースにきっちり投げられたから、こうなったと思います。

-味方の援護もあって5回を超えてランナー1人も出さずに後半でしたが

大野雄 ほんまにどっかで打たれると思っていたんですけど、2アウトランナー二塁からの京田のプレーで、もしかしたらあるかなと思いました。

-リプレー検証もありましたが

大野雄 でもあれで、無理にバッターと勝負しなくてよくなったんで、四球が出せるということで、なので全然、エラーはしゃあないと思って切り替えられました。

-ナゴヤドームではノーヒットノーランは山本昌さんと2人しか成し遂げていない大偉業です

大野雄 今でも信じられないですけど、そうやって山本昌さんと一緒に名前が歴史に残るのはすごくうれしいことですし、加藤がね、途中で代わっちゃったんですけど、加藤と大野奨太さんに、あとは野手のみなさんに感謝したいです、

-バック、監督なんと声を掛けられたんですか

大野雄 やっぱりみんな何も言ってこなかったんですけど、僕は気づいてたんで、もちろん、狙ってはいたんですけど、みんな静かになるもんですね、やっぱり。

-本当にすごいことをやりとげましたね

大野雄 いやあ、ホントですね。先日、ソフトバンクの千賀投手が達成したときに「お客さんのため息を聞きたくなかったから頑張った」と言ってんのを思い出して、オレはため息つかせそうやなと思って投げてました。

-9勝目、4年ぶりの2桁勝利も見えてきました

大野雄 そうですね、最後までそこは狙っていきたいですし、チームも連敗してたんで、それを止められたのもよかったと思います。

-次はどんな思いでマウンドに

大野雄 しっかり1週間調整して、またこのような投球ができるようにしっかりやっていきます。

-ファンのみなさんに感謝の気持ちを伝えて下さい

大野雄 本当に、このノーヒットノーランはみなさんと一緒に達成したものだと思いますし、今日1日はこの喜びに一緒に浸って、また明日からはドラゴンズが勝っていけるように応援の方よろしくお願いします!