今季限りでの現役引退を表明した阪神ランディ・メッセンジャー投手(38)が18日、兵庫・西宮市内のホテルで引退会見を行った。

甲子園のマウンドの問いかけに号泣。5年連続を含む6度の開幕投手を誇りに、打倒巨人に燃えた10年間だった。9月29日の中日戦(甲子園)で外国人選手では異例の引退試合を開催。最後の先発マウンドに上がる。

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メッセンジャーと親交があり、阪神外国人唯一の100勝を成し遂げた故ジーン・バッキー氏の長女リタさんがメッセージを送った。「もし父が生きていれば、彼の引退をどれほど悲しんだでしょう。阪神での自身の記録を破ってくれることを、本当に楽しみにしていましたから。父は生前、100勝を達成する外国人投手が出ることを『次の世代にトーチが渡るところを見たい』と表現していました」。メッセンジャーからはバッキー氏の葬儀に、花が届いたという。