19日ヤクルト戦で今季154安打目を放ち、リーグ新人最多安打記録を更新した阪神近本光司外野手(24)が、地元淡路島の「スポーツ親善大使」に検討されていることが判明した。

淡路市のスポーツ推進課の担当者は「近本選手の活躍は淡路島でも話題になっています。こんな選手が出るのは十数年に1度あるかないか。(スポーツ親善大使への就任は)現在、検討させていただいております」と話した。

同市はスポーツによる地域活性化を目指している。球宴でのサイクル安打達成や、新人最多安打記録の更新を果たし、注目を集める近本は、まさに適任と言える。担当者も「淡路島の全体が近本選手を応援したい気持ちでいる。(スポーツ親善大使に)いずれはなっていただきたいです」と期待を寄せた。

現在、淡路市の「スポーツ親善大使」は総合格闘家の住村竜市朗(33、第9代DEEPウエルター級王者)ただ1人。淡路市は旧淡路、津名、北淡、一宮、東浦の5町が合併し、05年4月1日に発足した自治体であり、まだ歴史が新しい。東浦で生まれ育った近本本人もドラフト指名時から「応援してくれる人が多いので淡路を広められるようPRしていきたい」と地域活性に貢献する意欲を見せていた。今オフにも吉報が届きそうだ。