西武が2年連続、西鉄時代から通算23度目のリーグ優勝を決めた。開幕8連勝でスタートした昨年は1日も首位を譲らず、史上5度目となる開幕日からオール1位で優勝したが、今年は開幕3連敗し、5月20日時点でまだ借金1。初めて首位に立ったのが9月11日の130試合目で、7月9日にあった8・5ゲーム差を逆転した。

8・5差以上の逆転Vは16年日本ハム(11・5差)以来10度目で、初首位は08年巨人の131試合目に次いで遅かった。優勝決定までの首位日数はわずか11日で、08年巨人と並んで最少だった。首位日数が「全日程→最少」で連覇した。

就任3年目の辻監督は2位→1位→1位。就任3シーズンで2度以上優勝は13人目となり、就任3年目で247勝は工藤監督(ソフトバンク)に次いで多い。辻監督は今年の10月で61歳になる。60歳以上の優勝監督は、最年長66歳の13年星野監督(楽天)を筆頭に、昨年の辻監督で9人目だが、60代で連覇した監督は60歳の95年、61歳の96年仰木監督(オリックス)に次いで2人目だ。