ヤクルト村中恭兵投手(31)が1日、現役続行を表明した。都内の球団事務所で、来季は契約しないことを通達された。「現役でできるように準備して、オファーがあれば、やりたい」と話した。

昨年12月に腰の手術を受けており、9月に入ってからコンディションが上がってきたばかり。「体が動くようになって、感覚を取り戻すのに時間がかかった。よくなってから、ちゃんと投げられていないので、挑戦してからやめても遅くないと思う」と明かした。

1軍での登板なしに終わった15年には「ストライクが入らなくて、クビと思っていたけど、球団にチャンスをいただいた。そこから4年やらせていただいて、すごく感謝の気持ちはいっぱいある」と振り返った。

村中は、東海大甲府から05年高校生ドラフト1位で入団した。昨季は腰痛などコンディション不良に悩まされて3試合の登板に終わり、減額制限を超える50%ダウンの1400万円でサインしていた。今季は復活を期して臨んだが、1軍マウンドに立てずに終わった。イースタン・リーグでは17試合に登板し4勝1敗だった。