広島の来季監督候補に挙がる佐々岡真司投手コーチ(52)が2日にマツダスタジアムを訪れた。この日から2日間、勇退した緒方監督をのぞくコーチ陣が鈴木球団本部長と面談し、各担当部門の話し合いを行うことになっている。会談の内容は今季の投手陣についてのみと強調。球団からの監督打診については「ない」と否定した。

1軍投手コーチに昇格した今季はチーム防御率を昨季の4・12から、リーグ2位の3・68に良化させた。若手を積極起用し、先発では床田、中継ぎでは遠藤や菊池保が台頭。ただ、リーグワースト2位の32度の逆転負けを喫するなど、最後まで勝ちパターンを確立できなかった。「選手起用のところで反省するところはあった」と振り返った。鈴木球団本部長は「後ろが固まらなかった。外国人を含めて、そこを考えていかないといけない」と話し、監督選びについては「進展はない」と話した。