慶大と法大の全勝対決は、慶大が先勝した。小原和樹二塁手(4年=盛岡三)は「1球に食らいつきました」と美声で振り返った。

1-1の8回2死二、三塁で法大・内沢から左翼線へ決勝の2点適時二塁打を放った。来春から全国放送のアナウンサーに内定。最後のリーグ戦に臨む傍ら、アナウンススクールで技術を磨く。「スポーツに携わりたい。話す人によって、見る人の感じ方も変わる。夢を与えられるようになりたい」と将来を思い描いた。