赤パンで奥川ゲットだ!! 阪神は16日、都内で17日の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」に向けたスカウト会議を開催した。ドラフト1位は星稜(石川)奥川恭伸投手(3年)を最有力候補に位置づけたが、巨人とヤクルトの3球団が競合。巨人原辰徳監督(61)が水風呂で身を清める験担ぎを明かせば、矢野燿大監督(50)はCS進出を決めた“奇跡の赤パン”をはいて対抗する。負けられないドラフトTG戦、午後5時にゴングが鳴る。

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◆紅白のふんどし 95年に佐々木監督(近鉄)が紅白のふんどしを締めて7球団競合の福留内野手(PL学園)を引き当て「よっしゃー」と雄たけび。

◆ラッキーストライク 99年に3球団競合で河内投手(国学院久我山)を引き当てた達川監督(広島)は、松田オーナー代行にもらったお守り代わりのたばこ「ラッキーストライク」を上着の左ポケットに入れていた。交渉権を獲得すると、たばこの箱を取り出して喜びをアピール。

◆紫ボールペン 渡辺監督(西武)が09年に6球団競合の菊池投手(花巻東)を引き当てた。ドラフト前日には岩手の地酒「南部美人」を飲み、当日は花巻東のスクールカラーである紫色のボールペンを携帯。

◆神社に祈願 和田監督が、12年甲子園で春夏連覇した大阪桐蔭のエース藤浪晋太郎を4球団競合の末、引き当てた。和田監督らはドラフト当日、都内の神田明神で3万円を投じて祈念。「良縁祈願」のお札をドラフト会場の控室に飾り、担当記者にお守りを配った。