「熱男」が冷えた打線にカツを入れた。0-0で迎えた7回裏。ソフトバンク松田宣浩内野手(36)が大きな1発を放った。

敵失と安打でつくった無死一、三塁。巨人2番手大竹のカウント2-0からの3球目。142キロのシュートをバックスクリーンに運び去った。均衡を破る1号3ランだ。「(シリーズは)全身全霊で戦っていきたい。打撃の調子はいい」と話していた元気男が、千金のアーチを放ってみせた。

この日は中盤まで巨人先発メルセデスにパーフェクトに抑え込まれていたホークス打線だったが、5回2死からチーム初ヒットを放ったもの松田宣だった。