三井ゴールデン・グラブ賞の受賞者発表が31日行われ、セ・リーグ捕手部門では阪神梅野隆太郎捕手(28)が2年連続2度目の受賞となった。阪神捕手の複数回受賞は、73、74年田淵と03、05年矢野に次いで3人目。

梅野は6年目の今季、正捕手として129試合に出場。巧みなミットワークと体を張ったブロックでワンバウンドを数多く止めるなど、リードとともに両リーグトップのチーム防御率3・46に大きく貢献。持ち味の強肩でリーグトップタイの27盗塁刺を記録。123補殺でNPB新記録も樹立した。

「昨季初めてこの賞をいただいて、賞の名に恥じない選手であり続けなければいけないと自分にプレッシャーをかけてレベルアップに励んできたので、続けてとることができたことに意味があると思いますし、非常に光栄に思います。試合に使い続けてくださった矢野監督はじめ、コーチ、チームメート、裏方さんや、いつも声援をくださるファンの方々に本当に感謝しています。そしてなにより、西さんとバッテリーそろって受賞できたことは価値があることですし、昨季とはまた違った喜びを感じます。賞の名に恥じぬよう、守備でチームを助けることができるようにこれからも頑張ります」とコメントした。