侍ジャパン岸孝之投手(34)がカナダ戦を欠場し、チーム宿舎で静養した。前日30日に発熱を訴え、2日連続での欠席となった。建山投手コーチは「熱は下がったけど、無理をしてまた熱が上がると長引くので」と説明した後、「無理はさせられない」とも表現。11月1日カナダ戦での調整登板もなくなり、当初有力だったオープニングラウンド2戦目、6日プエルトリコ戦での先発を回避する可能性が高まった。

一方、代役候補にあがる「ライジング礼」こと高橋礼は評価を高めた。6点ビハインドの4回から3番手で登板。2イニングをわずか25球、2安打無失点と結果を残した。建山コーチは「打者が自分のポイントで打てていなかった」と絶賛。本人も「先発でも中継ぎでも行くつもり。全力で岸さんの穴を埋めないといけない」と気合満点だった。