阪神ドラフト1位の創志学園・西純矢投手(18)と同2位の履正社・井上広大外野手(18)が9日、秋季キャンプ(高知・安芸)見学のため、チームに合流した。矢野監督に笑顔で出迎えられた2選手は早出特守練習を見た後、ブルペンなどを見学。山本昌臨時投手コーチから声をかけられるシーンもあった。

ブルペンでは藤浪らが投球練習を行い、2人とも捕手後方からそのピッチングを見守った。仮契約を西は4日に終え、井上は5日に行っており、初々しい表情を見せながら、選手の動きに視線を送っていた。

◆西純矢(にし・じゅんや)2001年(平13)9月13日生まれ、広島県出身。小学2年から鈴が峰レッズで軟式野球を始め、阿品台中ではヤングひろしまに所属。中学3年夏に全国優勝。同3年時にNOMOジャパンに選出された。創志学園では1年春からベンチ入りし、2年春から背番号1を背負う。2年夏に甲子園出場を果たし、1回戦で16奪三振完封を果たすなど活躍。最速は154キロ。遠投120メートル。50メートル走5秒9。184センチ、88キロ。右投げ右打ち。

 

◆井上広大(いのうえ・こうた)2001年(平13)8月12日生まれ、大阪府大東市出身。南郷小でソフトボールを始め、南郷中では東大阪シニアで捕手。履正社では1年夏からベンチ入り。今夏の甲子園では決勝で星稜・奥川からバックスクリーンに運ぶなど大会3本塁打で初優勝の原動力となる。履正社の先輩、ヤクルト山田哲人を尊敬する高校通算49本塁打のスラッガー。好きな言葉は努力、素直。187センチ、97キロ。右投げ右打ち。